トルコリラ円の見通しと資産運用【2018年版】

トルコリラ円の見通しと資産運用【2018年版】

5トルコリラ紙幣

 トルコリラは南アフリカランドやメキシコペソと並んで、高金利通貨として知られています。

 南アフリカランドは以前から金利の高さで知名度があり、各FX会社で南アフリカランド円の取り扱いの多い通貨です。

 メキシコペソは最近注目されてきた通貨ですが、そのためメキシコペソ円の取り扱いをするFX会社はまだ少なく、今後増えていくのではと思われます。

 そしてトルコリラですが、この通貨は数年前から高金利通貨として注目されるようになり、そのため現在ではトルコリラ円を取り扱うFX会社も増え、またスワップポイントやスプレッドなど、以前に比べて良い条件のものが増えてきました。
 取り扱う業者が増えたことで、競争原理が働いて参入しやすくなってきた、というわけですね。

 管理人はこのトルコリラ円に投資することで、主にスワップポイントによる利益を上げる、いわゆるスワップトレードを中心に資産運用を行っています。

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トルコリラ円の基本情報

 名称からも分かるように、トルコ共和国(通称トルコ)の通貨です。

 詳細についてはこちらに詳しいので、参考にしていただければ、と思います。

 ⇒ トルコリラ(TRY)とFX

トルコリラ円資産運用の失敗談

2015年~2017年 トルコリラ円チャート

トルコリラ円の資産運用開始

 管理人がスワップポイントを目的としてトルコリラ円に投資を始めたのが、2015年4月からでした。

 トルコリラ円が高金利通貨として注目され始めたのがこれより少し前のことで、ドル円などによるトレードではうまく利益を出せず、苦悩していた頃にトルコリラ円を知り、これならばと始めたのがトルコリラ円のスワップトレードでした。

 管理人のトルコリラ円の投資は第一期と第二期に分けられるのですが、結論からいえばこの第一期は失敗に終わっています。

第一期-2015年6月トルコ総選挙

 2015年4月より、管理人にとっては初めてのスワップポイント目的による、トルコリラ円資産運用開始となりました。

 当時のトルコリラ円の最安値は2011年につけた40.230円であり、私が開始した2015年4月頃は43~44円といった具合でした。

 史上最安値に近く、またしばらく底堅く推移していたこともあって、トルコリラ円を買うにあたってそんなに悪い時期ではない、と思わせる雰囲気があり、管理人は44円前半でトルコリラ円を購入。

 それまでドル円くらいしか触ったことのなかった管理人にとって、トルコリラ円の一日の値動きに慣れず、かといってスワップ目的だったこともあり、売ったり買ったりすることもなく、眺める毎日が続きます。

 当時のスワップポイントは1万通貨で100円以上を誇っており、確かにスワップポイントは毎日溜まっていきました。

 そしてトルコリラ円は、少しずつ上昇。
 含み益も増え、味をしめた管理人は少しずつ買い増しし、調子に乗り出します。

 この頃、トルコ総選挙が予定されており、期待上げで47円まで上昇していたのを今でも覚えています。

 選挙が終わり、エルドアン大統領の与党である公正発展党(AKP)は258議席を獲得し第一党を維持しましたが、2002年の政権獲得以来初めて過半数を下回ったことで、エルドアン大統領が目的としていた憲法改正に必要な議席を確保できず、トルコリラは暴落しました。

 途中で買い増さなければプラスマイナス0で損害がなかった程度の暴落だったのですが、途中で買い増した分が含み損となり、まずここでかなりの打撃を被ったわけです。

 運用を開始してすぐに、管理人は手痛い洗礼を受けてしまったわけですね。

第一期-ギリシャ経済危機

 その後、為替市場をリスク回避に走らせたのが、ギリシャ経済危機でした。

 債務不履行(デフォルト)とユーロ圏離脱(グレッグジット)の可能性が指摘され、ギリシャ国債が暴落。
 この信用不安は重債務国のアイルランドやポルトガル、スペイン、イタリアにも波及して、EUを巻き込む金融危機へと拡大していきます。

 そして管理人はこの頃、トルコリラ円で被った被害を少しでも取り戻そうとドル円やらユーロ円に手を出しており……また痛い目にあったというわけです。

 これ以来、管理人はユーロ円には手を出していません。

 結局このギリシャ経済危機は2015年8月に、EUが金融支援を決定したことで、債務不履行とユーロ圏離脱は回避されています。

 どうにかギリシャ問題は落ち着いたものの、しかしすぐに次なる問題が浮上しました。

第一期-チャイナショック

 2015年8月、中華人民銀行は人民元相場を20年ぶりに大幅切り下げを実施。

 対ドルで為替レートの基準値を引き下げ、これがちょうど8月11日から13日の夏季休暇の真っ只中であり、休暇明けの市場は大混乱し、為替相場は急変しました。

 このチャイナショックは8月18日にも上海株が急落したことで、世界の株式市場で株安の連鎖を引き起こしています。

 さらに年が明けて2016年1月4日にも再び上海株が暴落し、世界株安を引き起こしています。

 これによりトルコリラなどの新興国通貨は暴落し、これまでの最安値を割り込んで30円台に突入しました。

第一期-トルコで頻発するテロ

 2015年10月にはトルコのアンカラにおいて、テロが発生。100名以上が亡くなる大惨事となりました。

 テロはその後も頻発し、トルコリラも下落を続けました。

第一期のトルコリラ円運用の失敗

 資産運用をするにあたり、どの程度レバレッジをかけるか、ということを考えるかと思います。

 レバレッジを効かせれば効かせるほど高いリターンが期待できますが、当然リスクも大きくなります。

 運用開始前、管理人は当時の最安値である40円を割り込んだあたりまで耐えられるようにしていたのですが、結局ここを大きく割り込み、強制ロスカットを受けて退場する羽目となりました。

 これが2016年4月くらいのことです。

 資金的に当初はもう少し余裕があったのですが、途中でユーロ円やドル円を買ってしまい、ギリシャ問題やチャイナショックを受けてそれらの資金を失い、肝心のトルコリラ円のための資金を失ってしまったことも、早期退場に至る原因であったといえます。

 これに懲り、しばらくFXから離れることを決意。

 その後しばらく、主に2016年度は頭を冷やすことになりました。

第二期のトルコリラ円資産運用開始

 そして約1年後の2017年4月より、再びトルコリラ円の運用を開始しました。
 ちょうどこのブログを始めた頃のことです。

 この時にはトルコリラ円、29円台まで下落していました。
 まったくもって恐ろしい話です。
 2016年は常に最安値を更新し続けたわけですからね。

 管理人と同時期にトルコリラ円の運用を始めた方々の多くは、恐らく同じように去っていったかと思われます。

 が、管理人は戻ってきました。
 一度懲りたはずなのですが、凝りもせずに……といった具合にです。

 そして2017年の運用結果は、大きな負けは無かったものの、プラスにもできなかった、というものでした。

第二期-米国との関係悪化

 2017年のトルコリラ円は、非常に順調な滑り出しでした。

 大きく上昇することもありませんでしたが、下げることもなく、ついにトレンド変換か? とまで囁かれるほどだったのです。

 事実、順調にスワップポイントは溜まり、悪くない利回りとなっていました。

 また2017年はトルコリラ円を扱うFX会社も増え、競争原理によりスワップポイント競争やスプレッドの縮小などの恩恵もあり、投資環境としても充実してきた印象であったといえます。

 管理人も好条件を求め、この年の後半に、それまで愛用していた外為どっとコムからマネーパートナーズへと乗り換えています。
 スワップポイント面で、マネーパートナーズに分があったからですね。

 しかし思惑通りにはいかず、2017年10月に米国とトルコの間で相互にビザ発給業務が停止されるなどの問題が発生すると、トルコリラは大暴落

 トルコリラは連日最安値を更新し続け、とうとう27円台まで下落しました。

 第一期の失敗を踏まえ、調子がいいからといってトルコリラ円の口座で他の通貨を触らないように徹底し、仮に他の通貨での運用をする場合は別の口座を用意することで対応。

 ちなみにマネーパートナーズへの乗り換え後、外為どっとコムの口座はメキシコペソ円専用口座として使用しています。

 ともあれトルコリラ円の暴落に伴い、含み損が発生。
 そのまま維持することも考えたのですが、累計のスワップポイントであらかた相殺できるうちにと損切りを実施し、今年の収益はマイナス(現状の含み益を合わせれば、プラスになるのですが)、という結果に終わっています。

 途中で5万通貨とはいえ高値で買い増ししたことが、為替差損を大きくした原因であり、第一期の失敗を再び繰り返してしまったわけですね。

 これも2017年の大いなる反省材料となっています。

2018年のトルコリラ円資産運用について

 2017年はトルコリラ円の収支ではマイナスとなりましたが、大きな損にはならず、とりあえず生き残ることには成功しました。

 2018年はさらに慎重に、生き残ることを前提にした資産運用を行っていく予定です。

レバレッジは2倍台で運用

 2017年の開始直後は、65万円の資産で15万通貨運用と、かなり高いレバレッジとなっていました。

 この時は購入後すぐにトルコリラが上昇したため、実効レバレッジは5~7倍程度だったのですが、2018年は更に慎重にいくため、2倍台での運用を考えています。

スワップポイントの引き出し

 これは2017年同様、毎月スワップポイントの振替を行い、さらには出金して、利益を確定させる、というものです。

 スワップポイントを溜めることで実効レバレッジを下げる、という点には寄与しませんが、とりあえずは利益を確定させるのを前提にしてやっていく予定です。

 ただ2017年の後半のように、トルコリラ円が暴落した場合など、対応のために振替を行わない場合もあるかもしれませんが、ある程度臨機応変に実施していく予定です。

リスク分散

 2017年は15万通貨での運用でしたが、2018年は基本、10万通貨での運用を行っていきます。

 ただレバレッジを維持できる資産の範囲で、買い下がりなどを実施していく可能性もあります。

 またトルコリラ円だけでなく、メキシコペソ円にも分散投資することで、リスクの分散も図ります。

 2018年はトルコリラ円とメキシコペソ円を合わせてどうだったか、で見ていきたいですね。 

2018年トルコリラ円見通し

 2017年に囁かれたトレンド転換は、対ドルでも最安値を更新し、対円でも最安値を更新するなど、完全に夢に終わりました。

 このような状況に対し、トルコ中銀は金融引き締めなどを実施していくと発言していますが、2017年末に期待された大幅な利上げは中途半端に終わり、失望売りを誘うなど先行き不透明な状況が続いています。

 また米国の利上げや米税制改革などもどのような影響が出るのか長期的な見極めが必要となり、トルコリラ円にとって決して順風満帆とはいかなさそうです。

 またトルコ中銀に対するエルドアン大統領の圧力は、大統領その人の悪影響、ま地形学リスクや未だ解決を見ないビザ発給停止問題に端を発する米国との関係悪化、さらには北朝鮮リスクなど、リスク要因は枚挙に暇がありません。

 そして2019年にはトルコ大統領選も控えており……これを巡っての思惑が交錯すると、トルコリラが動く要因になり得ると思われます。

 ともあれトルコリラ円は今後上がる、と考えるよりはまだ落ちる可能性の方が高い、とみるべきです。

 そしてどの程度下落するかを予想し、それに対応できるだけの資産を用意した上で、運用していくべきでしょう。

 スワップトレードの最大のデメリットは時間がかかることであり、それは為替相場の変動リスクと付き合うことと同義ですので、下落余地をどう予想するかが肝心になるかと思われます。

 また仮に上昇した場合、売って利確すべきか持ち続けるべきか、悩む場面も出てくるかもしれませんが、それはそれで贅沢な悩みの類ですので、その時々に存分に悩みたいものです。

 とにかくリスクを最大限減らす用意をした上で、資産運用に臨みたいところです。

 トルコリラ円の資産運用実績に関しましては、2018年も週一で報告していく予定ですので、また見守って下さいませ。


トルコリラ円の資産運用実績

トルコリラ円デイリーレポート
 

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