緊迫!…シリア情勢とトルコリラ【トルコリラ円デイリーレポート2018年2月21日】

緊迫!…シリア情勢とトルコリラ【トルコリラ円デイリーレポート2018年2月21日】

2018年2月21日 トルコリラ円チャート

■2018年2月21日のトルコリラ円動向
 先日、ドルに対して大きく売られたトルコリラでしたが、本日はやや買い戻されているようです。

 前々から問題になっていたトルコ軍によるクルド人勢力への攻撃に対し、シリアのアサド政権部隊が20日、北西部アフリンへと入りました。

 これまではトルコ軍の越境作戦はテロ掃討という大義名分があり、国際社会からもそれなりに認められているような雰囲気があったのですが、ここでシリア軍が出てくるとなると、話は変わってきます。下手をすれば、国家間の戦争状態になるわけですからね。

 これに対しトルコ軍はシリア政権部隊に対して警告砲撃を行っており、実際にどうであるかは分かりませんが、シリア政権部隊を10キロほども後退させたと主張しているようです。

 トルコ軍によるアフリン攻撃が始まってからそれなりの時間が経過していますが、戦況はあまりよろしくない方向へと転がっているようでして、トルコリラにとっても逆境が続きそうです。

ドル円動向

 本日のドル円は、東京時間午前に一時107.80円台まで上昇しました。
 これが東京午後にはさらに上値を拡大し、107.90円台まで値を上げたのですが、200円ほどの上昇をみせていた日経平均が一転マイナスに転じたことにより、ドル円はじり安に。

 欧州時間に入ると、欧州株が全面安の展開になったことやNYダウの先物が下落していたことなどを受け、リスク回避的な円買いが優勢となり、107.30円台まで落ち込んでいます。

 22時現在では107.50円台と、やや値を戻しています。

トルコリラ動向

USD/TRY

 シリア情勢の悪化を懸念する動きから、先日のトルコリラはドルに対して大きく売られ、約1%安となって一時3.810リラまでドルトルコリラは上昇しました。

 本日に入ってからはトルコリラが多少買い戻されており、0.2~0.3%ほどリラ高となっているようです。

TRY/JPY

 今週に入り28.30円台で動きの無かったトルコリラ円は、シリア情勢などから先日急に動き始め、28円台ぎりぎりまで急落。
 28円を割り込むかと思われたものの、これはどうにか凌ぎ、ドル円の上昇などに助けられて値を戻す展開となりました。

 再び28.30円台での推移が続いているものの、シリア情勢によっては今後ドルに対してリラが弱含む可能性は高く、安心できない日々が続きそうです。

 ■参考
 トルコリラ円の見通しと資産運用【2018年版】

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