トルコリラ円、29円で踏み留まれるか【トルコリラ円デイリーレポート2018年1月11日】

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2018年1月11日 トルコリラ円チャート

■2018年1月11日のトルコリラ円動向
 先日急落したトルコリラ円ですが、円高の影響もさることながら、トルコリラ売りもマイナス要因となっていたようです。

 ここ最近でトルコリラにマイナスな影響を与えそうなことといえば、やはりトルコ非常事態宣言の再延期、でしょうか。

 いつまで非常事態なんだ、といいたいところですが、現地の詳細が分からない以上、そうなのか、と思うしかなく……しかしこのような情勢のままでは、自国通貨に対してマイナスな影響が継続するのはやむをえないでしょうね、

 そしてもう一つがザラブ問題。

 思い出したようにトルコリラに水を差してくれる厄介な問題です。
 ここにきて市場は米国からの制裁に対し、警戒を強めているようでして……リラが上がらない道理ですね。

ドル円動向

 本日のドル円ですが、先日の急落で111円台まで落ち込んだ後、底堅く推移しています。

 東京時間の東京外国為替市場では、先日よりやや反発してドル高水準に。

 これは中国が米国債購入の縮小や停止報道を否定したことにより、ドルの買戻しの流れになったからだと思われます。

 このためドル円は一時111.80円台まで上昇。
 しかし海外時間に移行すると上値が重くなり、111円台半ばまで押し戻されている状況です。

 ちなみに今回の中国の米債購入縮小発言は、中国側からの米国への警告、ともとられているようです。

 米トランプ大統領は中国との貿易不均衡に対し、制裁を加えるのではという噂もあったことで、仮にそのような展開になった場合、対抗策として中国側は今回の発言のような行動をとる、という警告の意味もあって、意図的にリークしたのではという憶測もあるようですね。

トルコリラ動向

USD/TRY

 先日3.8をブレイクしたドルトルコリラでしたが、その後やや落ち着き、本日のアジア時間は徐々にリラの買い戻しの流れになっていたのですが、本日半日かけてトルコリラが上昇した分を、欧州時間に入ってわずか一瞬ですべて巻き戻され、19時現在では再び3.8リラ付近を彷徨う状況となってます。

 ドルトルコリラがこの様子ですと、しばらく厳しい状況が継続する可能性は高そうです。

TRY/JPY

 そしてトルコリラ円ですが、本日の東京時間ではやや回復の兆しをみせました。
 ドル円がやや円安に傾いたことと、ドルトルコリラでのリラの買い戻しが進んだことで、29円半ばまで回復したかにみえたのですが、欧州時間に入るとそれも失速し、再び29.20~29.30円台まで落ち込んでいます。

 先日はドル円やその他クロス円は軒並み下落したのですが、本日はトルコリラ円、南アフリカランド、メキシコペソ円といった新興国の高金利通貨ばかり、マイナス圏に落ち込んでしまっているようです。

 どの通貨にせよ、スワップポイント派としては辛い状況ですね。

 年始早々にどの通貨も上がりだしたので、途中で買い増しもありかと悪魔の囁きが聞こえてきたりもしたのですが、こうなるとやはりしなくて良かったと思わされます。

 するにしても、買い下がりの方が現実的ですね。

 トルコリラ円での買い増しはあまり考えていませんが、メキシコペソ円の方はもう少し保有量を増やすのがもともとの予定だったので、いったん下がってくれるのはありがたい(といっても買い増し予定の水準には達してませんが)ともいえるのですが、かといって素直に喜べないところが、何とも複雑なところです。

 ■参考
 トルコリラ円の見通しと資産運用【2018年版】

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