トルコは制裁違反をしていない、のか?【トルコリラ円デイリーレポート2017年12月1日】

トルコは制裁違反をしていない、のか?【トルコリラ円デイリーレポート2017年12月1日】

2017年12月1日 トルコリラ円チャート

■2017年12月1日のトルコリラ円動向
 先日、トルコ中銀の介入の可能性について、エルドアン大統領の主席経済顧問であるセミル・エルテム氏より発言がありました。
 これを受けてなのか、トルコリラはじわじわと買われ、珍しく堅調に推移したといっていいでしょう。

 とはいえ、中銀からの発言ではなくなぜに大統領顧問からの発言になったのか……まあ、中銀からの発言だけでは大統領に茶々を入れられるのではないかと懸念されるところですが、大統領の側近からの発言ならば、大統領の了承を得ていると判断もできるので、より現実的な発言だと受け止められたのかもしれません。

 もっともそれくらい、トルコ中銀の立場は弱くて不安定である、という見方もできてしまうので……ここは頑張って欲しいところです。

 次回の会合までにどの程度上げるかは分かりませんが、やはり市場でいわれているように1.0%ほどは上げてくれないと、なかなか良い反応にはならないかもしれませんね。
 ともあれ期待したいところです。

 一方でザラブ問題ですが、ザラブ氏の証言に対し、エルドアン大統領はトルコはイランへの貿易制裁に違反していない旨をコメントしています。

 エルドアン大統領としては、自身の進退にも関わってくるので、徹底的にこれに対して反論するでしょうが、そうなるとまた米国との関係悪化が懸念されるわけで……。

 なかなかままならない感じですね。 

ドル円動向

 本日の東京株式市場では、日経平均が続伸しました。
 前日にはNYダウが思いっきり上昇して史上最高値を更新したようで、ドル円もリスク選好の円売り地合いになったようです。

 そのため東京時間は112円台後半を維持していたのですが、海外時間に入ると一転、リスク回避の円買いとなり、112.30円台まで下落しています。

 欧州株の全面安や米長期金利の低下などが、要因となっているようです。

トルコリラ動向

USD/TRY

 前日はトルコリラ買いが進み、一時は3.9050付近までリラ高が進んだのですが、本日はドルが買い戻されて、3.9450付近までリラ安が進みました。

 今日はクロス円全般で軟調推移となっており、トルコリラも同様の流れに乗ってしまっているようです。

TRY/JPY

 先日より堅調に推移したトルコリラ円は、本日のオセアニア時間には28.70円台まで上昇。

 ただそれを高値に、あとはじわじわと失速する流れとなっており、欧州時間には一時28.40円台まで下落しています。

 先日上げた分を全て落とすようなことにはなっていませんが、軟調推移なのは違いないので、どうにか頑張って28円半ばくらいで今週はクローズして欲しいところです。

 市場は利上げを織り込んでいるので、それなりに下がりにくいとは思うものの、ザラブ問題でおかしなことになろうものならば一気に下がりかねないので、どうにか穏便に解決して欲しいものですね。

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