トルコリラ円デイリーレポート 31円割れは不可避か、それとも【2017年8月4日】

トルコリラ円デイリーレポート 31円割れは不可避か、それとも【2017年8月4日】

■2017年8月4日のトルコリラ円動向■


《2017年8月4日 トルコリラ円チャート》

 先日は所用がありまして、デイリーレポートの更新ができませんでした。
 なので本日は先日分もまとめて、ちょっと早めに更新です。

 一日、ちょっと目を離している隙に、よろしくない状況へと流れていってしまっていました。

 おもにドル円の陥落を中心にして、トルコリラ円もじり安となり、気づいてみれば31円割れ寸前。
 すでに今朝方一度割り込んでいたりするほどで、不景気な状況が続いているようです。

 先日にはトルコの経済指標が発表されたのですが、その結果がまたよろしくないものでした。

 トルコ7月消費者物価指数前年比
  前回+10.90% 予想+9.90% 結果+9.79%

 トルコ7月消費者物価指数(コア)前年比
  前回+9.20% 予想+9.05%  結果+9.60%

 トルコ 7月生産者物価指数前年比
  前回+14.87%  予想+14.26%  結果+15.45%

 とまあこんな感じで、消費者物価指数はまあいいのですが、より重要なコアの方が悪く、生産者物価指数の結果は更に悪いときていまして、チャートの方もこういう時ばかりしっかりと反応し、トルコリラ売りとなったわけですね。

ドル円動向

 先日のドル円下落の要因はおもに二つ。

 一つはISM非製造業総合指数が市場予想を下回ったこと。

 これにより投資家の懸念が強まって、FRBによる年内の追加利上げについて芳しくないのではないかという憶測が広がり、売りにつながりました。

 結果、ドル円は7週間ぶりの安値となる109円割れに。

 雇用統計を本日に控えているだけに、ISM非製造業総合指数の結果は雇用統計の結果が失望を誘うような内容になるのではないか、という可能性が高まったとする見方も広がって、ドル売りに拍車をかけてしまったようです。

 もう一つは例のロシアゲート疑惑。

 指標の悪さから米長期金利が低下している最中に、ロシアゲート捜査を統括しているモラー特別検察官が、大陪審を召集したと、米紙ウォールストリート・ジャーナルが報道。
 それを受けて、更にドル売りを誘う要因となってしまっています。

 ちなみに大陪審とは一般市民から選ばれた陪審員で構成されて、犯罪を起訴するかどうかを決定する機関のことをいいます。起訴陪審ともいうそうです。

 もともとイギリスでの制度だったようですが、その後米国にも受け継がれ、現在においてこれを実施しているのはほぼ米国のみだとか。
 
 その意図は、検察官だけで事件が裁判に持ち込まれるのを防ぐためのもので、権力分立の観点からの仕組みの一つのようですね。

 陪審員という名前自体はよく聞くものの、日本では馴染みの無い制度のため、あまりぴんとこないかもしれません。
 もっとも日本では陪審員制度と似通った裁判員制度がありますが、まだ浸透しているとはいい難いですからね。

 話が逸れましたが、ロシアゲート疑惑は裁判沙汰になるのかどうかという判断を、大陪審に委ねるところまできてしまっているわけですから、市場にとってはひたすらマイナス材料になりそうな予感です。

トルコリラ動向

USD/TRY

 冒頭で書いた経済指標の悪さも手伝って、ドルトルコリラではリラ売りに。

 そこまで激しく売られたわけではありませんでしたが、それでもドル円が失速するなかで一緒にドル売りとならなかった時点で、クロス円にとっては痛い結果となっています。

 ただトルコリラだけでなく、他のクロス円も軟調だったようで、ロングポジションをお持ちの方々はやきもきされているかとお察しします。

 いつも引き合いに出して何なのですが、南アフリカランド円もかなり下落しているようで、トルコリラ円ともども頑張りたいところですね。

TRY/JPY

 で、トルコリラ円ですが、ドル売りリラ売りの流れを受けて、下落。

 今朝方には一時31円割れ。
 本日の東京時間が始まった9時現在も、31円ギリギリでの推移が続いています。

 この時間ははやり、ドル円次第なのですが、冒頭で書いたような事情から上値は重そうです。

 ついでに本日は一ヶ月に一度のビック指標、米雇用統計を控えています。

 この調子ですと、トルコリラ円の31円割れは避けられそうもない状況なので、その流れの中で雇用統計に挑まなければならないというのは、なかなか難儀しそうですね。

 今からやく12時間後。

 みなさん、体制を万全にして迎えましょう。 

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