トルコリラ円デイリーレポート カタール国交断絶問題【2017年6月7日】

トルコリラ円デイリーレポート カタール国交断絶問題【2017年6月7日】

■2017年6月7日のトルコリラ円動向■


《2017年6月7日 トルコリラ円チャート》

 中東がきな臭くなってきたようです。

 先日、カタールに対してサウジアラビアを初めとする周辺国が国交断絶をした、というニュースが飛び込んできました。

 断交した周辺国は、具体的にはエジプト、サウジアラビア、イラン、バーレーン、アラブ首長国連邦、イエメンといった六ヶ国です。

 国交断絶に至った原因は、カタールがテロ組織を支援しているため、というもの。

 どうやらサウジアラビアがテロ組織とみなしているムスリム同胞団に対し、カタールが支援を行っていることが原因のようですね。

 さらにそういった火種に油を注いだのは、トランプ大統領の中東訪問であったともささやかれているようですが、とにもかくにも、また新たなリスク要因が発生してしまったということになります。

 中東ですので、トルコにも近いわけでして……おかしな悪影響が出ないことを祈るばかりですが、本当にあの辺りは地形学的リスクが高いですね。困ったものです。

 そてはさておき、今日のトルコリラは……いまひとつな動きです。

 ドル円が比較的踏ん張っているというのに、ドルトルコリラが先に崩れてしまった、という感じですね。

ドル円動向

 先日のドル円は、心理的な節目であった110円を割り込み、109円台へと下落。

 日経平均の下落や、中国が米国債の追加購入をする用意がある、という一部報道を受けて、米長期金利が低下したことも影響し、109円前半まで落ち込みました。

 NY時間に入っては、コミー元FBI長官の公聴会を控えてリスク回避の流れが継続。

 本日に至ってもドルが積極的に買われる様子は無く、109円前半にて揉み合いが続いている状況です。

 下げ渋っているものの、何かきっかけがあれば一気に下落しそうな雰囲気ですね。 

トルコリラ動向

USD/TRY

 問題なのはドルトルコリラの方でして、東京時間はいつものごとく、ほとんど動意は無かったのですが、欧州時間以降、20時あたりから猛烈にトルコリラが売られている状況です。

 それまで3.5180リラ付近で推移していたのが、一気に3.5450リラあたりまで上昇し、ドル買いトルコリラ売りとなっています。

 22時現在も高止まり中ですが、いまひとつ要因がわからないんですよね……。

 影響を受けやすいユーロも売り込まれてはいましたが、やや時間帯がずれているし、他のクロス円は無風のようなので、何かトルコ絡みであったのか、それとも短期筋の嫌がらせか……何にせよ、面白くない状況ではありますね。  

TRY/JPY

 トルコリラ円も、ドルトルコリラの影響を受けて、本日の20以降、急落しました。

 それまではどうにか31円台をキープしていたのですが、あっさりとこれを割り込み、一時30.700円台まで値を下げ、22時現在では30.80円台でどうにか踏み止まっている、といった状況です。

 明日はミー元FBI長官の公聴会を控えていることもあり、リスク回避的な流れは継続しそうですね。

 何とか乗り越えて欲しいものですが、果たしてどうなるのか。

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