トルコリラ円デイリーレポート ドル円110円割れ、リスク回避強まる【2017年6月6日】

トルコリラ円デイリーレポート ドル円110円割れ、リスク回避強まる【2017年6月6日】

■2017年6月6日のトルコリラ円動向■


《2017年6月6日 トルコリラ円チャート》

 とうとうドル円が110円を割れてしまいました。

 日経平均が下落したことが始まりでしたが、こちらの方も結局2万円割れとなり、2万円台は一週間ももたない有様となっています。

 とにかく本日はドル円をはじめとして、クロス円の大半において円買いが進行。
 トルコリラ円もがっつり下がっており、リスク回避が表面化してきたようです。

 トルコからのニュースでは、トルコのユルドゥルム首相が2017年の経済成長率が、目標の4.2%を超えるであろうと見通しを示したり、インフレ率は年末までに1桁台に下がると予想したりと、経済的には悪くない状況が聞こえてくるのですが、通貨の方はなかなか順当に上昇してくれないところが辛いところですね。

ドル円動向

 先日のドル円は底堅く推移しました。

 ここのところ110円は固く、ロシアゲート問題でドル円が急落して以来、事あるごとに跳ね返っていたこともあって、各社の為替予想などを眺めていると、この先反発して大きくドル高になることはないとしながらも、110円半ばで底固めをしてもみ合うのではないか、というものが多かったのですが、あにはからんや、本日あっさりと110円を割り込む展開となりました。

 ドル円が急激に下げ始めたのは東京時間に入ってからで、日経平均が大幅下落し始めたあたりがきっかけとなりました。

 株価が下がって円高となり、円高となるから株価もまた下がってと悪循環となったようで、結局日経平均は190円も下げて19,979円にて取引終了となり、あっさり2万円台を割り込んだわけですね。

 結局ドル円はずるずると下値を模索するような形で下がっていき、19時現在では109.60~70円付近での推移となっています。

 とりあえず底をうった気配はまだ無いとかで、更なる下値への警戒感が高まっているようです。 

USD/TRY

 リスク回避を象徴するのがドルトルコリラの動きで、ドル円が110円を割り込んだ辺りではドル売りで反応し、そのまま正午に向けてトルコリラが買われる形となっていました。

 ところが正午を越えると風向きが一変。

 そこから現在までドル買い攻勢となり、トルコリラはかなり売り込まれました。

 一時3.5190リラ付近であったものが、17時半頃には3.5430リラ付近までドルが買われ、現在は高値でもみ合っている状況です。

 円買いドル買いと、確実のリスク回避の流れになっていることがうかがえます。 

TRY/JPY

 このような流れを受けて、トルコリラ円は大きく下落しました。

 特に本日の正午以降、ドルトルコリラでのトルコリラ売りがたたり、ドル円は下落し、あっさりと31円を割り込んでくれました。

 ここはやはり一つの節目なので、ここを抜けられると不安が増してきてしまいます。逆に上回っていれば、とりあえず安心できるのですが……。

 現在はこの31円付近での攻防が続いています。

 どうにか押し戻して欲しいところですが、今週は色々とリスクの高いイベントがこの後控えており、そう簡単にはいかないでしょう。
 現在の流れも、そういったリスク回避の流れに添ったもののはずなので、不安や不透明感が払拭されるまでは、なかなか難しそうです。

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