トルコリラ円デイリーレポート リスク回避強まるも反転できるか【2017年5月30日】

トルコリラ円デイリーレポート リスク回避強まるも反転できるか【2017年5月30日】

■2017年5月30日のトルコリラ円動向■


《2017年5月30日 トルコリラ円チャート》

 先日は米国、英国、中国市場が休場のため、為替の動きも限定的で揉み合いが続きました。

 しかし本日の東京時間に入り、明確にリスク回避の円高傾向へと流れが傾きました。

 現在、日常的にくすぶっているリスク回避要因といえば、

 ・米国のロシアゲート問題
 ・北朝鮮の地政学的リスク

 この2点であるのですが、実は上記以外にも色々ありまして、

 ・米国の6月FOMCでの利上げ見送り懸念
 ・ECB(欧州中央銀行理事会)における、金融緩和解除観測の後退
 ・ギリシャのデフォルト懸念
 ・イタリア・ドイツの総選挙
 ・イタリア金融危機懸念
 ・フランス国民議会選挙
 ・英国とEUとの関係悪化懸念
 ・原油価格懸念

 ……などと、挙げればいくらでも出てくるわけでして、特に今日はギリシャの債務不履行の懸念が出てきたことや、英国のEU離脱にまつわる懸念(メイ英首相がEU離脱交渉において、合意内容が十分でなければ合意無しに離脱するなどと発言)などが再燃し、リスク回避として円高に振れました。

 特にユーロ円など、クロス円が大きく落とす展開で、ドル円も111円を割り込むなど、よろしくない流れであり、当然トルコリラ円も影響を受けたわけですが、欧州時間に入ると一転、反転しています。

ドル円動向

 先日のNY時間は米国市場が休みということもあって、開店休業のようなものであり、結局大きな動きも無く本日のオセアニア市場へと受け継がれました。

 ただ東京時間に入ると急落。
 111.20円台から110.80円台付近にまで下落し、そのまま111円を回復できずに東京時間を終え、欧州時間に入るとまとまった円売りなどがあって、111円台を回復し、111.10円付近まで上値を伸ばすものの失速し、19時現在では111円付近まで押し戻されている状況です。

 主にユーロ円などのクロス円の影響を受けた感が強かったですね。  

トルコリラ動向

USD/TRY

 ドルトルコリラもリスク回避の流れを受け、本日16時前に一時3.5880リラまで上昇。

 しかしその後、一転してトルコリラ買い、ドル売りの流れとなり、一気に3.5600付近までトルコリラが買われる展開となりました。

 現在ではやや反転しているものの、3.5660リラ付近と、開始時に比べればトルコリラ高となっている状況です。 

TRY/JPY

 本日のトルコリラ円も、他のクロス円やドル円とほぼ同じ動きとなっています。

 東京時間開始と共に急激に下げ、一時は30.80円台まで落ちる展開に。

 ただし欧州時間に入ると反転し、他のクロス円が下げ幅を回復し切れなかったのに対して、トルコリラ円は今日の下げ幅以上に上値を伸ばす結果となりました。

 今日はトルコリラが強かった、といえるでしょう。

 おかげでどうにか31円台を明確に回復していますし、この流れを継続して欲しいものです。

 余談になりますが、冒頭に書いたギリシャ問題……これは私にとって苦い思い出で、初めてFXをするようになった頃にこの問題に直面し、けちょんけちょんにやられた苦い思い出があったりします。

 チプラス首相の名前もその時覚えて未だに忘れられないですね。

 あとギリシャ国民の国民性も……。

 しばらく忘れていましたが、また悪影響を受けるかと思うと不安がつのってしまいますね。

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