トルコリラ円デイリーレポート トランプ米大統領弾劾リスク【2017年5月18日】

トルコリラ円デイリーレポート トランプ米大統領弾劾リスク【2017年5月18日】

■2017年5月18日のトルコリラ円動向■


《2017年5月18日 トルコリラ円チャート》

 先日に引き続き、本日もリスクオフ相場が続いています。

 トランプ大統領の疑惑から弾劾への懸念が広がり、米政権の不透明感が増大。
 これにより海外勢による株売りと円高が進行し、日本市場は警戒すべき状況に陥っています。

 ちなみに合衆国憲法によると、

「大統領並びに副大統領、文官は国家反逆罪をはじめ、収賄、重犯罪や軽罪により弾劾訴追され、有罪判決が下れば、解任される」合衆国憲法第2条第4節

 とのこと。

 もし仮に弾劾が実行されると、辞任に及ばなくとも弾劾プロセスが数ヶ月はかかり、その間は不透明感が続くことになって、市場の重しになる可能性は十分にあります。

 となると、しばらくよろしくない状況が続くかもしれませんね。

 とにもかくにもトルコリラ、今回の騒動で痛い目にあってます。
 トルコ自体は調子が戻ってきたというのに、このトランプリスク、北朝鮮リスクの比じゃないですね……。

ドル円動向

 まずは現状までのドル円の動きを。

 先日のNY時間において、ドル円はさらに値を下げる展開となりました。

 米債利回りが低下したことで、下落が加速。112円を割り込み、111円前半まで値を下げる展開になります。 

 ついでにダウも下げに下げて、ドル円は110円台へと入り、110円台後半にてNY時間を終えることとなりました。

 本日の東京時間は徐々に値を戻し、111円台半ば近くまで上昇したのですが、欧州勢の参入と共に再び売られ始め、19頃には110.20円台をつけるに至ります。

 これを底にして、欧州時間からNY時間にかけてドル円は回復基調に。

 日経平均先物がプラス圏に回復したことや、米10債利回りが上昇に転じたこと、更にはダウ平均も堅調に推移していることなどから、ドル円は23時現在、111円を再び回復している状況です。

トルコリラ動向

USD/TRY

 ドルトルコリラに関しては、先日から本日にかけ、ひたすらドル買いという状況になっています。

 オセアニア通貨や欧州通貨などはさほどではなく、英ポンドなどはがつんとポンド買いになっていたりして、クロス円はそこまで大きく下落はしていない、むしろポンド円のように上昇している通貨ペアもあるくらいだったのですが、どうもトルコリラやら南アフリカランドといった新興国通貨はドル買いによるリスク回避の流れになっているようでして、手ひどくトルコリラが売られまくっています。

 そのため一時は1ドル3.6400トルコリラまで下落。
 ドルトルコリラは大きく値を上げている状態です。

 現在はやや落ち着いていますが、このまま3.6000を割るところまで戻って欲しいと、切に思ったりしています。

TRY/JPY

 トルコリラ円は、先日に引き続きドル買い円買いと最悪の流れで推移。

 東京時間には31円割れとなり、その後どうにか31円台を回復するも、欧州時間に叩き落されて、30.200円台まで値を下げました。

 その後ドル円の回復と共に値を戻しているものの、31円台を回復できそうな流れではないんですよね……。

 ただ、とりあえず30円割れは阻止されたので、どうにか頑張って値を戻して欲しいのですが。

 しかし……たった二日で2円近くも下落するとは、やはりリスクの高さを再認識させられた、今日この頃でした。

 もし下落が止まらないようならば、ポジションを縮小することも考えないと危なそうですね。

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