2018年6月第4週のメキシコペソ円動向と、累計の運用実績についての報告です。
メキシコ動向
メキシコ中銀政策金利
第4週の21日、メキシコ中銀は政策金利を0.25%引き上げて、7.75%としました。
現在メキシコペソは下落しており、これを抑制するための措置ということになります。
また消費者物価指数は下落傾向にあるもの、中銀の目標にはまだ及ばず、またメキシコペソ安による輸入価格の上昇から、物価上昇の可能性もあり、金利を引き上げることでインフレ及びペソ安を抑制しようという措置です。
是非ともトルコの大統領も見習って、中銀に任せて欲しいところですが、今現在、形振り構っていない感じですからね……あのお国大統領は。
大統領選
よその国の大統領の話はともかく、メキシコでも大統領選が間近に迫っています。
7月1日に予定されている大統領選では、野党のロペスオブラドール氏の支持率が変わらずトップであり、このままだとスムーズに氏が大統領に選ばれる公算が高いです。
ちなみに今週末行われるトルコ大統領選と違い、決選投票は無く、この一回で確実に選ばれることになります。
現状の流れでは、政権交代は確実となりそうで、一時的にメキシコペソ安の要因になるかもしれません。
NAFTA
進んでいるのか進んでいないのかよく分からないNAFTAの再交渉は、一応7月に閣僚協議が行われることになったようですが、果たしてどうなるか、といった具合です。
スワップ履歴
私が使用させていただいている外為どっとコムにおける、今週の1万通貨当たりのスワップポイントの推移について。
6/18(月)10円
6/19(火)11円
6/20(水)11円
6/21(木)9円
6/22(金)30円
6/23(土)0円
6/24(日)0円
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合計 71円
一日平均 10.1円
今週はやや厳しめなスワップポイントでした。
来週は頑張って欲しいところですね。
メキシコペソ円2018年6月第4週運用結果
口座状況
通貨ペア:MXN/JPY
買いポジション:80万通貨
平均約定価格:5.812円
評価レート:5.493円
投資資金(元本):1,000,000円
スポット評価:▲255,600円
スワップ評価:2,400円
有効評価額:746,800円
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6月第4週スポット損益:1,000円
スワップポイント振替額:27,360円
6月度累計損益:28,360円※
出金額:28,360円
実効レバレッジ:5.88
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確定損益計:158,590円
資金回収率:15.86%
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※出金日(毎月25日前後)以降の損益は次月度分とする
メキシコペソ円資産運用状況
今週は政策金利の引き上げなど、またその他要因もあって、週末にかけてじわじわとメキシコペソ円は回復しました。
大統領選を前に、多少はありがたい流れです。
含み損も先週末に比べれば多少はマシになってきたので、少しだけ含み益が出た10万通貨のポジションを決済し、僅かながら軽くしました。気休め程度ではありますが。
また今週はスワップポイントの振替を実施して、25日に出金できるように処理済となっています。
含み損をカバーするには至っていませんが、それでもスワップポイントは偉大ですね。
■参考
メキシコペソ円の見通しと資産運用